MESSAGE FROM THE DEVELOPER

代表メッセージ

盗難にすぐ気づき、現在位置を確認し、
愛車の奪還につなげるために

テクラ株式会社 代表取締役
REGUIT開発責任者

豊田 博樹 Hiroki Toyoda

昭和40年代、北海道の地方都市で育ち、IT業界に携わって30年以上。 車とバイクを愛し続けてきた一人のオーナーとして、 盗難時専用追尾車載システムREGUITを開発しました。

原点は、忘れられない「喪失」の記憶

私の車やバイクへの情熱は、父が乗っていたホンダ N360 Customや、 母をバイクのリアシートに乗せて荒れ地を走っていたという両親の話から、 自然に受け継いだものなのかもしれません。

16歳で原付免許を取り、アルバイトで貯めたお金で初めて買ったバイクが、 ホンダ・ラクーンでした。自分の力で手に入れたその一台は、 行動範囲も世界の見え方も変えてくれる「夢の乗り物」でした。

ところが、ある日、駐輪場からラクーンが消えていました。 警察へ届け出ても、私にできることは盗難届を提出し、 連絡を待つことだけでした。

MISSION FAILURE / 1980s

どこへ行ったのか、まだ近くにあるのか、探すための情報は何もない。 自分の大切なものを奪われたにもかかわらず、何もできない。 その無力感と悔しさは、数十年が過ぎても消えることはありませんでした。

2020年、現在の愛車であるアルファロメオ・ステルヴィオを購入したとき、 あの日の感情が鮮明に蘇りました。 「今度は、盗まれた後に何もできない状態にはしたくない」。 それがREGUIT開発の原点です。

「既存の製品」では満足できなかった理由

IT業界に長く身を置いてきた者として、市販されているGPS発信機や 位置情報サービスを調べ、実際の車両盗難時に必要な機能という視点から 一つずつ検証しました。

そこで感じたのは、低価格や取り付けやすさ、日常的な位置確認を優先する製品と、 車両盗難時の初動を主目的とする製品とでは、 必要な設計が根本的に異なるということでした。

一般的な位置情報端末で重視されやすいこと

  • 購入しやすい価格
  • 車両へ固定しない簡単な設置方法
  • 人、荷物、車両など幅広い用途への対応
  • 日常的な位置確認や行動履歴の確認

REGUITが重視していること

盗難の可能性に早く気づき、 移動中の現在位置を確認できること。

その情報を警察へ伝え、愛車の奪還につなげることを 最優先に設計しています。

REGUITは、単に地図上へ位置を表示するための製品ではありません。 車両の移動を検知して通知し、現在位置と移動状況を確認し、 警察への情報提供につなげるための 「盗難時専用追尾車載システム」です。

意識させない、という大切な機能

セキュリティ製品は、性能が高いだけでは十分ではありません。 毎回の操作が面倒だったり、充電や装着を忘れたりすれば、 必要な瞬間に機能しない可能性があります。

私自身、高価なチェーンロックやディスクロックを購入しても、 何も起きない日々が続くと、やがて「今日は大丈夫だろう」と考え、 使わなくなった経験があります。

これを単純に危機意識の欠如と片づけるべきではありません。 毎日の負担が大きければ、どれほど優れた対策でも 継続して使うことが難しくなるからです。

普段は、その存在を意識しなくてよい

一度車両へ取り付けた後は、日常的な付け外しを必要とせず、 車両移動時の通知と現在位置確認に備える。 ユーザーへ余計な操作負担を強いないことも、 REGUITが大切にしている設計思想です。

あえて、制約もお伝えします

REGUITは、あらゆる条件で必ず車両を取り戻せる 「魔法の道具」ではありません。 通信環境、端末の設置状態、犯行状況などによって、 位置情報を確認できない場合もあります。

また、移動中の現在位置を短い間隔で発信するためには、 相応の電力が必要です。車両の利用状況に合った 給電方法を選ぶことが重要です。

車載バッテリーへの配慮

常時電源へ接続した場合の待機電流は約150mAです。 車両のバッテリー状態や使用環境によって異なりますが、 目安として10日に1度、30分以上の走行をおすすめしています。 車両の使用頻度が低い場合は、ACC電源から給電・充電する方法や、 外部給電がない間は1日1回起動するステルスモードを選択できます。 ステルスモードでは、エンジン始動によってACCから給電されると REGUITが起動し、車両移動の検知に備えます。

REGUITの役割、できること、できないことを正しくお伝えしたうえで、 車両の使い方に合った取り付け方法を選んでいただく。 それも、開発者としての責任だと考えています。

オーナーの皆様へ

REGUITは、愛車を格好良くしたり、走行性能を高めたりするための パーツではありません。また、車両を盗ませないための 純正・社外セキュリティや物理的な盗難対策に代わるものでもありません。

盗ませないための対策を講じても、車両が動かされる可能性を 完全にゼロにすることは困難です。 REGUITは、その後に残るリスクに備えます。

車両が移動したことへ早く気づく。 現在位置と移動状況を確認する。 その情報を警察へ伝え、愛車の奪還につなげる。 その役割に、私たちは技術と経験を注いでいます。

厳しい目で、ご評価ください

REGUITが担う役割、通知の仕組み、現在位置確認の考え方、 他の盗難対策との違いをご確認いただき、 ご自身の愛車に必要な対策かどうかをご判断ください。

REGUITの役割と強みを見る

テクラ株式会社 代表取締役
REGUIT開発責任者

豊田 博樹