GPSジャマー作動下で、
車両の位置は確認できるのか。
格安トラッカーとREGUITの測位・位置発信性能を比較
GPS発信機を装着していても、通信・測位を妨害する機器が使われれば、 位置情報の取得や送信が不安定になる可能性があります。 盗難時に重要なのは、GPSだけに頼らず、限られた情報から現在位置を確認し続けられる設計です。
「GPSを付けているから、盗まれても大丈夫」。 そう考えていても、盗難時の通信・測位環境によっては、 地図上の位置が更新されにくくなることがあります。
今回は、電波妨害やGPSを受信しにくい環境を想定し、 安価な見守り用トラッカーと、車両盗難時専用追尾システム REGUITの違いを整理します。
妨害・遮蔽環境で差が出る、
測位方法の違い
GPS衛星からの電波だけに依存する端末と、 Wi-Fi情報や携帯基地局情報も利用する端末では、 GPSを受信しにくい状況で取得できる位置情報に違いが生じます。
安価な見守り用トラッカー
GPS衛星からの情報を主な測位手段とする端末では、 GPSジャマーの影響や、地下・屋内・立体駐車場などの環境により、 現在位置を取得できない、または更新が止まる場合があります。 更新間隔が長い製品では、移動状況を連続的に確認することも難しくなります。
複数の情報を使って位置確認を補助
REGUITはGPS・みちびきに加え、利用できる場合は周辺Wi-Fi情報や 携帯基地局情報も活用して位置確認を補助します。 GPSの精度が低下した場合は推定範囲が広くなることがありますが、 GPSだけに依存する端末より、位置を確認できる可能性を高めます。
盗難時に必要なのは、
「いまの位置」の連続更新
車両は短時間で大きく移動します。 更新間隔が長い位置情報では、停車場所や移動方向を判断しにくくなります。
点の情報だけでは、車両の移動状況を判断しにくい
見守り用途のGPS端末には、バッテリー消費を抑えるため、 位置情報の更新間隔が30秒から数分程度に設定されている製品があります。 更新間隔が長いと、車両がどの方向へ移動しているか、 端末が現在も車両と一緒に動いているかを判断しにくくなります。
REGUITは追尾モード時、約5秒間隔で位置情報を発信
アプリで「盗難発生」を操作すると、REGUITは追尾モードへ移行します。 移動中は約5秒間隔を目安に位置情報を更新し、 車両の現在位置と移動方向の確認を支援します。 連続した位置変化は、110番通報後に警察へ状況を説明する際の補助情報にもなります。
| 比較項目 | 一般的な安価なGPSトラッカー | REGUIT |
|---|---|---|
| 主な測位方法 | GPSを中心とした測位 | GPS・みちびき・Wi-Fi・携帯基地局情報 |
| GPSが受信しにくい環境 | 位置取得や更新が停止する場合がある | 利用可能なWi-Fi・基地局情報で位置確認を補助 |
| 位置更新間隔 | 30秒から数分程度の製品もある | 追尾モード時は約5秒間隔を目安に発信 |
| 盗難時の確認目的 | 一定間隔ごとの位置確認 | 現在位置と移動方向の継続的な確認 |
| 警察への情報提供 | 取得した位置情報を伝える | 現在位置・移動方向・位置変化を伝えるための情報を確認 |
表は左右にスクロールして確認できます。
GPSジャマーがGPSだけでなく携帯通信にも影響を与える場合や、 地下・コンテナ内・圏外などでは、REGUITでも位置情報を取得・送信できないことがあります。 測位精度や更新間隔は、通信環境、周囲の建物、端末状態などによって変動します。
突破された後まで考えた、
REGUITという備え。
物理ロックやカーセキュリティが「盗ませない」ための防御を担うのに対し、 REGUITは車両が動かされた後の通知と現在位置確認を担います。 役割の異なる対策を組み合わせることで、盗難時に取れる行動を増やします。
